自然豊かな対馬と異国情緒溢れる長崎市

長崎県で看護師として活躍したい人に、長崎県の特徴を紹介する。

長崎県は九州地方の北西部に位置しており、日本で最も島が多い県である。
そのうちの一つである対馬は日本国内の島では10番目に大きく、朝鮮半島に近いことから古くから大陸への窓口として機能してきた。
対馬は面積の大半を山林が占める自然豊かな島でもあり、ツシマヤマネコなど希少動物も生息している。
2017年には、国内では絶滅したいわれるカワウソの姿が撮影され、大きな話題を呼んだ。
リアス式海岸が発達した浅茅湾や紅葉の名所である舟志川など、対馬には景勝地も数多い。

長崎県の県庁所在地は、中核市に指定された港湾都市の長崎市だ。
長崎市には江戸時代に出島が置かれ、そこからヨーロッパ文化が多く流入した。
そのため、現在でも異国情緒のある街並みが残されている。
出島は国の史跡に指定されており、市によって江戸時代当時の姿に戻そうという復元整備事業計画が行われている。

長崎市内には多くの観光名所があるが、その一つが大浦天主堂である。
正式名称を、日本二十六聖殉教者天主堂と言う。
国内に残るキリスト教建築物の中では最も古く、初めて国宝に指定された洋風建築だ。
大浦天主堂の近くには、グラバー園もある。
イギリス人商人のグラバーらが住んでいた場所に整備された施設で、旧グラバー住宅や旧オルト住宅といった洋風建築を見られる。
また、旧ウォーカー住宅や旧スチイル記念学校校舎などの建造物も移築されている。
グラバー園内にあるハート型の石は触ると恋が叶うと言われている。